今日は私がやっている、
仕事・案件の評価のやり方を教えます。
仕事を評価するのには、2つの軸があります。
定性的評価と定量的評価です。
仕事=定性的評価+定量的評価
※定性的評価
数字で表せない対象を評価する方法
(好き、嫌い、得意、不得意、カッコいい、ダサい、知名度など)
※定量的評価
データや数字から対象を客観的に評価する方法
(環境、時給、給与、福利厚生、休日など)
この記事では、定量的評価について解説していきます。
自分の定規で仕事を採点して、自分に向いているか評価する方法がわかります。
結論:5項目 100点満点で定量的評価の点数を出す
評価するのはこの5項目。
- 肉体的評価(20点)
- 精神的負荷(20点)
- 時間的負荷(20点)
- 顧客との距離(20点)
- 参加人数(20点)
1項目20点の合計100点満点で点数をつけていきます。
ナッシュさん、点数はどうやって付ければいいの?
そうだね。
こういう環境なら最高!は、20点。
これは絶対嫌だ!は、0点にするといいよ。
では、それぞれの項目について解説していきます。
具体例と私個人の配点も記載しています。
① 肉体的負荷(20点満点)
文字通り、体力的な評価です。
重要なのは、人それぞれ一番良い肉体的負荷は違うという点です。
仕事でがっつり体を動かしたい人もいれば、疲れたくないので体を動かしたくない人もいます。
自分がどのくらいの肉体的負荷が丁度良いのか、具体的に考えて配点を決めます。
具体例
しっかり歩いて、食べた分くらいはカロリー消費できる程度の肉体的負荷が良い。
20点 | 1日1万歩歩くことができる デスクワークと外仕事が半々 |
15点 | 1日5000〜7500歩、歩くことができる デスクワーク多め |
13点 | 1日10000歩以上歩く 外仕事が多め |
10点 | 1日5000歩未満(殆ど歩かない) 家と会社の行き来のみで短い場合 |
05点 | デスクワークのみ、外仕事のみ 極端に負荷高い、極端に負荷低い |
ナッシュの場合
・運動は普段の散歩などで調整するので、仕事としての肉体的負荷は低い方が良い。
・通勤はストレスに感じるので極力さけたい。
・外仕事や営業には抵抗はない。
20点 | 通勤なし 完全リモートワーク |
15点 | 直行直帰など、外仕事はある程度あるが、通勤ラッシュを避けることができる |
10点 | 土日出勤、早朝出勤など通勤ラッシュを避けることができる 一部テレワーク |
05点 | 8:30~9:30までに出社する 通勤のストレス多め |
② 精神的負荷(20点満点)
精神的負荷は、仕事の難易度・プレッシャーをどのくらい感じるか?です。
・難しい仕事が良い人
・楽な仕事が良い人
・期待されるのが嫌な人
・認められることを望む人
など、人それぞれで様々です。
具体例
・メンタルがあまり強くないが、集中力は高いので、のびのび仕事がしたい。
・厳しい期限が設定されるとストレスになるので、適度な裁量権もほしい。
・しかし全ての決定権があると何をして良いのかわからなくなるので、指示命令系統は明確になっているのが望ましい。
20点 | 仕事が細分化されていて、成果が件数でわかる ノルマや条件がない |
15点 | ある程度のボリュームある仕事で、達成感が得られる うるさい上司がいない 褒めてくれる文化が良い 人間関係が良好 |
15点 | 人間関係がドライ 怒らないし怒られない 淡々と仕事ができる |
10点 | 作業内容が明確になっているが、管理が厳しい |
05点 | ノルマあり、体育会系 飲み会や、プライベートまで関与される |
あれ?
ナッシュさん、15点が2つあるよ?
うん、問題ないよ。
自分で考えて、このパターンは同じくらいかなと思ったら、同じ点数でも問題ないよ。
ナッシュの場合
・メンタル強めで、負荷が高いほどやる気が出てくる。
・困難な事にやりがいを見出す。
・みんなが出来ないこと、やったことないこと、自分が知らないことの方が楽しい。
・プレッシャーを楽しめるタイプだけど、指示されると命令されるのが嫌い。
20点 | 難しくて困難な仕事 全て丸投げされること |
18点 | プレッシャーが高く、管理が厳しい 成果主義的 |
10点 | 単純作業 やさしい上司 全体最適 |
05点 | 簡単な仕事 改善の余地がない プライベートの関与あり |
③ 時間的負荷(20点満点)
時間的負荷は、仕事に費やす時間のことです。
・実際に作業する時間
・往復の通勤時間
・職場の立地
・休憩時間
など、自分が快適だと思う時間的負荷を考えて点数をつけます。
具体例
・会社と家が近いとプライベートが無くなるので、ある程度離れている方が良い。
・服選びが大変なので、ダサくても制服あった方が楽。
・昼休みは一人で動画を見たいので、時間差で取れるとベスト。
20点 | 通勤1時間以内 制服あり 時差昼休み 残業月20H以内、9:00-18:00 |
15点 | 20点の項目1つ範囲外 |
10点 | 通勤1.5時間以上 or 通勤10分以内、繁忙期に残業多い |
05点 | 残業多め 通勤時間が1.5時間以上 |
ナッシュの場合
・通勤時間、昼休みは短ければ短いほど良い。
・テレワークだと通勤時間0なので楽。
・残業については、仕事が楽しいのでまったく気にしない。
20点 | 通勤10分以内(テレワーク含む) |
15点 | 通勤10分以内だけど混んでいて人が多い |
10点 | 通勤30分以内 移動多め |
00点 | 通勤30分以上 |
④ 顧客との距離(20点満点)
顧客との距離は、買い手の顔が見えたり、人間関係が構築できる距離かどうか。
直接買い手とコミュニケーションを取りたいかどうかのことです。
顧客との距離が近いことに価値を見出す人もいるし、距離が近いのが嫌な人もいる。
自分の価値観がどちらなのか認識して点数をつける。
距離が近いと顧客の喜ぶ顔が直接見えてやる気につながる。
一方でクレームや嫌な部分も見えるので、遠い方が良い人もいる。
プレッシャーに感じて伸び伸びできないから、ほどほどな距離が良いという人もいる。
あくまで顧客(買い手、最終消費者)との距離であって、会社内の上司や役員との距離ではありません。
具体例
・顧客との距離は遠い方が良い。
・クレームや要望を直接言われると、モチベーションと生産性が下がる。
・他人の嫌な部分が目につく性格で、つい余計な一言を言ってしまうので遠ければ遠いほど良い。
20点 | 顧客との距離が遠い 買い手の顔が見えない方が良い |
15点 | 納品先の担当者レベルとコミュニケーションを取る程度の距離感 |
10点 | 金額や納期のやり取りをするレベル 営業的距離感 |
05点 | 顧客と直接やりとりする距離感 |
ナッシュの場合
・ニーズの把握、問題点を一番最初に知りたいので、顧客との距離感は近ければ近いほど嬉しい。
・顧客より、決裁権限を持っている人と直接交渉したい。
20点 | 顧客との距離が近い 決裁担当者、営業、役員とも距離が近い |
10点 | 顧客、担当者と距離が近い |
05点 | 顧客、担当者と距離が遠い 社内上司との距離が近い |
01点 | 顧客、担当者と距離が遠い 社内上司との距離が遠い 同僚と距離が近い |
⑤ 参加人数(20点満点)
参加人数は、仕事の規模や同じ業務をする人数について、自分が一番やりやすい規模感、人数を点数化します。
・みんなでワイワイ協力してやるのが良い
・少数精鋭でがっつりやるのが良い
・マンツーマンで協力してやる
・一人でもくもくとやる
といったように、人それぞれ好みの人数がある。
また、グループ内での自分の望む立ち位置も少し影響する。
自分より高いレベルの人が多い方が勉強できて良いという考えの人もいるし、下っ端だとメンタルが持たないので、真ん中くらいが良い人もいるし、自分がトップでリーダーシップを取りたい人もいる。
具体例
・参加人数は、ある程度(5~10人程度)が良い。
・大規模になると目が届かなくなり、人間関係が複雑になり疲れてしまう。
・少なすぎても負荷が高くなりがちで、監視されている気がして気が休まらない。
20点 | 5人から10人程度の小規模な参加人数 |
15点 | 参加人数が多め 自分が失敗してもフォローしてもらえる |
10点 | 人数少ない 期待値高め 作業量多い |
05点 | マンツーマンで自分が指導する側 相手に気を遣う |
ナッシュの場合
・参加人数は限界まで減らす。
・一人で作業する方が気が楽。
・他人に指示されたり、足並みを揃えるのが嫌い。
・できる限り自分でやりたいので、丸投げしてもらった方が楽。
・人に教えるのは得意だけど、教えてもらうのは苦手。
・基本せっかち。
20点 | 自分ひとり、全て任される |
15点 | 小規模な参加人数で自分がリーダーになり、任される |
10点 | 大規模参加人数でメンバーの一員のポジション |
01点 | みんなで和気あいあい 協力して頑張る |
ナッシュさんの評価点数、クセが強いけど、性格が良く出てるね。
そうだね、価値観や考え方は人それぞれだからね。